マッケンジー・ダーンvs.カリーヌ・メデイロス(Invicta FC 26)
実力派にして一種アイドル的人気を誇る柔術家、マッケンジー・ダーンによるインヴィクタ初戦。すでにLFC・LFAでMMAの実戦は積んでいたが、いよいよインヴィクタへの参戦ということで期待も高まっていた。セコンドにはMMA LAB同門のベン・ヘンダーソンの姿が見える。一方、相手のカリーヌ・メデイロスはブラジル出身の38歳、8勝6敗のレコード。構えからすると明らかにムエタイ系、立ち技中心の選手である。
2Rも同様の展開。途中、ダーンの右ミドルをメデイロスが抱えケージまで押し返す流れもあったが、メデイロスはタックルに移行することもできずスタンドに戻る。このラウンドの終盤にクリンチがもつれ、倒れた所からダーンがフルマウントを奪うと、ブザーが鳴るまでパウンドの雨を注ぐ。
3R、メデイロスは殴り合いを避け、連打からケージ際のクリンチに持ち込み細かな打撃を当ててゆく。しかしラウンド残り最後50秒になった時、ダーンが大内刈りでメデイロスをテイクダウン。そのままサイドからマウントを奪う。メデイロスが右手を伸ばしたまま回転してうつ伏せになろうとした初歩的ミスを逃さず、その手を掴んでそのまま腕十字! タップアウトを奪った。