2017年10月11日水曜日

[メモ]
マタイ伝第六章。
そらとりよ、かず、らず、くらをさめず。しかるになんぢらのてんちゝは、これをやしなひたまふ。なんぢらはこれよりもはるかすぐるるものならずや。なんぢらのうちたれかおもわづらひてたけ一尺いつしやくくはんや。またなにゆゑころものことをおもわづらふや。百合ゆり如何いかにしてそだつかをおもへ、らうせず、つむがざるなり。れどわれなんぢらにぐ、榮華えいぐわきはめたるソロモンだに、その服裝よそほひこのはなひとつにもかざりき。今日けふありて明日あすれらるるくさをも、かみはかくよそほたまへば、ましてなんぢらをや、ああ信仰しんかううすきものよ。さらばなにくらひ、なにみ、なにんとておもわづらふな。これみな異邦人いはうじんせつもとむるところなり。なんぢらのてんちゝすべてこれらのものなんぢらに必要ひつえうなるをたまふなり。まづかみくにかみとをもとめよ、らばすべてこれらのものなんぢらにくはへらるべし。このゆゑ明日あすのことをおもわづらふな、明日あす明日あすみづからおもわづらはん。一日いちにち苦勞くらう一日いちにちにてれり。